わくわくの日々

杉並区議会議員・松尾ゆりのブログ

阿佐ヶ谷の土地区画整理事業・地区計画に関する追加知識

 杉並区は2月28日まで「阿佐ヶ谷駅北東地区のまちづくり計画(案)」に対する意見募集を行っています。

www.city.suginami.tokyo.jp

 このページの「案」だけを読んでも具体的な中身はわかりません。

 住民グループ「阿佐ヶ谷の原風景 けやき屋敷の緑を心配する会」のブログを参照してください。こちらに掲載されている補足情報を簡単に紹介します。

1.けやき屋敷の緑はほとんど残らない(→けやき屋敷の緑地は20~25%のみ?)

 この記事に掲載されている写真は、区のオープンハウスに掲示されていたものです。けやき屋敷一帯の「河北病院予定地」の緑化率は20~25%とされていますが、写真の薄い緑の部分しか残らないとのことです。現状を航空写真でみると、屋敷の屋根が見える以外はほとんど緑に埋め尽くされているのですが。

2.河北病院は高さ40m=10階建て(→中杉通り沿いは高さ60mか?

 区の資料には「森に囲まれた病院」と素敵なことが書かれていますが、高さ40mですから現実には林立するビルのまわりに少しの緑という光景です。

3.小学校を汚染地へ移転(→中杉通り沿いは高さ60mか?

 杉並第一小学校は河北病院の跡地に移転する計画ですが、汚染地への公共施設の設置は豊洲市場を連想させます。また、河北病院の土地はきわめて地盤がゆるいこともわかっています。(辺野古と同じ軟弱地盤)

4.小学校跡地は高層ビル(→中杉通り沿いは高さ60mか?

 杉一小用地は病院用地と交換されます。そして、西友三菱UFJ銀行と並ぶ、中杉通り東側には60mの高さまでのビルが建てられるようになります(容積率や斜線制限も緩和)。