わくわくの日々

杉並区議会議員・松尾ゆりのブログ

児童館12館つぶしても焼け石に水の建築費増大(一般質問への答弁)

 一般質問に対する区側答弁の要旨です。なお、区長はいっさい答弁せず、各担当部長が答弁。「選挙について」は総務部長が区長代理で答弁。(Qの番号は質問に対応。かっこ内は松尾の補足と感想です)

(Q1-1)東京8区の選挙結果については、杉並区の地域の実情を吸い上げて、国民、区民の暮らしをよりよくするための議論をしていただくことを期待。(さすがに区長は答弁できないのか。部長も国会議員に対してはちょっと殊勝)

(Q1-2-1)首相は「国民の間に様々な意見があり引き続きしっかり議論すべき問題」とのべており、国会で議論していただきたい。(こんな後ろ向きの杉並区)

(Q1-2-2)男女共同参画の具体的な取組については現在改定作業を行っている行動計画で明らかにしていく。(全然わかってないと思う。総合計画にこそジェンダー主流化を徹底すべきなのですが。)

(Q2-1)説明会の参加者は91名、オープンハウスは126名。(7回の合計でコレですよ。説明会1回あたり13名。こんな不入りでもペナルティがないお気楽な商売)

(Q2-2)案内ちらしは区立施設、小中学校、区内関係団体に6700枚を配布した。(ええと、58万区民に6700枚なんですよね。お客さん来てほしくないっていうことですね)

(Q2-3)第一期計画の増加面積は約77000平米、減少は約54000平米。

(Q2-4)第一期計画の児童館機能移転(=廃止)は12館、面積は約7400平米。ゆうゆう館の機能移転(=廃止)は3館、面積は約1000平米。(児童館12館もつぶして7400平米減らしても、他で77000平米増えたら焼け石に水

(Q2-5)第一期計画の財政効果額は第一次・第二次合計で約244億円。うち施設転用の効果(=土地代の節約)が約220.5億円。なお、財政効果額はひとつの目安であり実績を示すことは困難。(実績を検証できない数字になんの意味があるのでしょう。誇大広告です)

(Q2-6)工事費圧縮の基準はもうけていない。(これがすべて。節約する気はまったくない)

(Q2-7)最小の経費で最大の効果を生み出す経営手法や民間事業者ならではの創意工夫によるアイデアなどを期待。(←これは発言したとおりの文章です。民間事業者だからできる公的サービスの改善なんかないっていうこと。空虚)

(Q2-8)集会室の利用率は平成25年度65.7%、令和元年度52.5%。今後はより多くの利用が見込まれると考える。(平成26年度から段階的に使用料を引き上げたことが直接影響していることを認めず「利用率は決して下がっていない」的な答弁でした。施設再編計画では利用率が低いから統廃合といっていることと矛盾しているし)