わくわくの日々

杉並区議会議員・松尾ゆりのブログ

一般質問(2017年2月16日)に対する区側答弁と再質問

(ナンバーは質問原稿に記載しています。)
1.高円寺小中一貫校について
Q-1-1:説明会当日は配布資料に基づき説明を行い、質疑は後日問い合わせに対応しているので問題ない。
Q-1-2:工事現場での住民対応は第一義的に事業者が行うもお。区としては引き続き住民との話し合いを継続する。
Q-1-3:工事業者は適法かつ丁寧な作業を行っており、作業停止を求める状況にない。
Q-1-4:開校時(平成31年)は小学校450名17学級、中学校150名6学級(計23学級)、ピークは小学校が平成36年に600人20学級、中学校平成41年に270名9学級。
Q-1-5:「中低層」は「高層」の誤りであり修正手続きを進めている。
Q-1-6:問題はない。
Q-1-7:ボーリングは適切に実施されており、再調査は必要ない。
Q-1-8:「阿波踊り練習場」は例示として記載していたが、他の活動にも使えることがわかるように修正したもの。
2.上井草保育園民営化について
Q-2-1:選定委員会についてスケジュールを示し、保護者委員の選出を繰り返しお願いしたが、これ以上の延期は選定に支障を来すことから委員会を開催した。
Q-2-2:事業者の運営実績、運営条件、職員に関する条件などがこれまでと異なった点。
Q-2-3:あくまでも検討を進めていく予定があるという意味。
3.児童館について
Q-3-1:児童館の主な機能を小学校などに移転するという意味で「分散移転」と述べている。
Q-3-2:和泉学園では、これまでに51回の放課後等居場所事業をモデル実施した。小アリーナ、武道場、屋上広場、多目的室、ランチスペースをこれまでに利用。高学年の授業中は、読み聞かせなどを行った。
Q-3-3:モデル事業は学校支援本部等の参画により多様な取り組みを行った。本格実施においては学校内学童クラブ委託事業者に一体的に委託。子ども・子育てプラザが事業全体を統括する。
Q-3-4:児童館の再編は主要な機能を小学校等に移転したうえで行う。下井草児童館にかかわる再編のみを理由として東原、井草児童館の再編を進めることはない。
<松尾ゆりの再質問>
1.高円寺小中一貫校。
 説明会は説明も完全には終わっていない。途中で終わっている。「中止する」と宣言しており、無効ではないか。
 一番いいたいことは、工事に着手する局面、緊張も高まっている。住民が毎日抗議行動をしているという異例の状態。こういうときこそ、区役所職員がわって入り、住民対応をやるべきだが、認識不足。事業者に任せればいというものではない。
 子どもの人数について。人口予測は難しいとしても、ある程度めどをたてていかないと学校の計画はできない。小中学校の人数のピークで答弁があったが、全体としてのピークはいつか。小中一貫校なんだから。
 ボーリング報告書をあらためて読んだところ、RC造と書いてある。2年前はRCの4階建てのつもりだっただろう。でも昨年8月のときにはもう6階建てプランになっている。普通のマンションなら9階か10階建て。上にはプールものっているので、調査の前提が違うんじゃないかということを言っている。SRC造の30m近い校舎に必要な調査が行われていない。
2.上井草保育園民営化
 区の立場からするといつまでも待てないということはあるだろう。でも、区民の意見を丁寧にきいていく、意見を受け入れていくという中には、スケジュールの変更を余儀なくされることも入っていると思う。スケジュールをたてにとって保護者の意見が煮詰まっていないの「この日にします」と一方的に切った。乱暴だ。
公募要項については答弁がやや抽象的。離職率、人件費比率について、保護者からも要望があり、くわしく提出するルールになったはず。
3.児童館
 この間、みなさんの質疑をきいていると、遊び場として児童館が大事、とか、答弁で学童クラブに入れない子供の対応として、高学年などランドセル来館を検討しているという。児童館という施設があるからできること。たくさんの児童館があり杉並の文化や行政のありかたに深く根ざしている児童館をすべて廃止するのは乱暴すぎるのではないか。分散移転については分散移転という認識だとわかった。
 学童クラブの事業者が放課後等居場所事業を一体でやるという。全児童対応(学童クラブと学童以外の子どもをいっしょにして、事実上学童クラブが解消するしくみ。他区で実施例あり)になるのではないか。
<再質問に対する答弁>
は、繰り返しばかりなのではぶきますが、全児童対策について「いま現在は」そういう考えをもたないと答弁したのが意味深かもしれません。