わくわくの日々

杉並区議会議員・松尾ゆりのブログ

外環「意見を聴く会」/ゆり

さっき西荻の外環「意見を聞く会」に行ってきました。国・都の説明は、今までとほとんど変わらず。新しい図が増えているけど、新しい事実や数字が出てくるわけではなく。
住民の不信感は募るばかり。発言した人はみんな反対の立場。「凍結したというが、今も凍結の状態なのか?」「環境調査をしたというが何も結果が出ていない」「必要性を検討するというが、外環ありきではないか」などなど。
・「必要性の有無を検討する」と今まで言っていたのに、最近「有無」がとれてしまった。
・凍結とは法律上の措置ではないので、都市計画はあくまで生きているという前提で動いているらしい。などが明らかになったほか、
・これだけ、地元で反対しているのに、いつになったらその声を認めてくれるのか。移転を希望する人は地元町会にもほとんどいない。・渋滞の解消というけれども、交通量は今後30年もたてば減っていくので、今さら新しい道路を造る意味はない。
・今日来たのはほんの一部で地元の人たちがもっときやすい時間・曜日にまた開いてほしい。広報も少なすぎる。みんなが知らない。などの意見。
さらに、PI協議会を改組したPI会議というものでは、すでに環境への影響やメリット・デメリットなどという議論をこえて、建設を前提にどんどん議論が進んでいるという指摘もありました。
最後に、「今日だけでは不足なので、同じ会を続けて開いてほしい」とみんなが口々に言ったのですが、なかなか国側がウンと言わず、「検討します」などというので、参加者が怒ってしまい、「やるというまで帰らない」と時間を延長して押し問答になりました。結局、国・都が「またやります」という約束をしないので、杉並区の担当者が「杉並区としてはこのような話し合いが大事だと思うので、国・都にお願いして、開いてもらうように要望します」と答弁しました。国・都の事業なのに、杉並区に約束させるなんて、無責任極まりないです。