わくわくの日々

杉並区議会議員・松尾ゆりのブログ

杉並中継所とプラリサイクル

本日の清掃・リサイクル委員会での質疑でわかったこと。
○杉並中継所への不燃ごみのもちこみについて
不燃ごみ総量の推移:
  02/53000t、03/53300t、04/53700t、05/54000t、06/53276t
・各区ごとの内訳(06年)
  杉並48.05%、練馬43.95%、中野8% つまり杉並は半分より少ない。
○プラ資源回収について
・回収されたプラは板橋の新日鐵東京事業所で圧縮梱包後、車両にて、川崎の「JFE環境」に運ばれ、ケミカル・リサイクルされている。
・圧縮梱包から先の処理がケミカルになるか、サーマルか、マテリアルかというのは毎年入札によって決まるので、今年はケミカルだが、来年は何になるか、どこでやるか未定。
・板橋での圧縮は、おおむね4立方メートルのものを1立方メートルに圧縮している。ちなみに、杉並中継所での圧縮は、おおむね4立方メートルのもの6〜7台分を18立方メートルに圧縮しているので、だいたい3分の2ぐらいに圧縮。つまり、板橋での圧縮のほうが、圧が強い。
・なぜこんなことを聞いたかというと、前にも書いたように、今後、プラ回収がすすんでいくと、板橋では処理しきれないので、区内にストックヤード(中間処理施設)をもうける検討をしているとのこと。その候補に、どうも杉並中継所があがっているようなのです。つまり、従来の中継所としては廃止されても(区は2012年に「不要にする」といっています)、新たに同じ場所で、圧縮梱包を続ける可能性が出ている、ということです。
○サーマル・リサイクルについて
・来年度から、23区では全域でプラを可燃ごみに転換します(プラをもやすことを「サーマル・リサイクル」つまり熱源としての再利用といいくるめている)。そのとき、杉並区では、容器包装プラと、ペットボトルの資源回収を同時に全域で実施するとのことです。
・これについて、私ふくめ何人かの議員から「それじゃ住民が混乱するでしょ。資源回収を優先したら?」という意見がでたのですが、役所は「とにかく、混乱のないよう、周知徹底をはかって、がんばりますっ!」という答弁でした。
○そのほか、ごみ有料化、レジ袋有料化なども問題になっていましたが、これらは今後の議論ということになりそうです。