わくわくの日々

杉並区議会議員・松尾ゆりのブログ

RE:認証保育園/OZ

認証保育園といえばフジテレビで扱っていたニュースを観て気絶しそうになったのを思い出しました。
認証保育園は子供一人当たりの必要面積が認可保育園よりも狭いんですよ。で、その必要面積をそれぞれ床にテープ貼って比較しているんですがキャスターのコメントがとっても素敵でした。
「こどもですからこれで充分ですね。働くお母さんにとっては力強い味方です」
…ばっっっっっっっっっかやろーーーーーーー!!!子供ってのは大人の10倍くらいの面積使って走り回らなくちゃ死んじゃうカツオなんだよ!!と、画面に向かって怒鳴ったのを思い出します。
保育士の数が少ないのは、事故の激増又は管理保育を示しますので、子供にどれだけのストレスがかかるか、恐ろしくて専門家の意見は聞きたくないですし、都の進める駅から0分なんて環境を考えれば子供に適しているかどうか、小学生でも分かるでしょう。
しかーも! その劣悪な環境の保育施設と認可保育園を同レベルで競争できるように『認可保育園』の質を落とそうって計画があるんですからこれはもう落語です。で、その『認可保育園』の世界を壊すのに民営化なんですね。
最近つくづく感じるのですが、現場では公務員ほど信頼出来る人達はいないんですよきっと。まずね、公立だろうが民間だろうが保育士は保育士。同じ学校を出て同じ教育をうけている(はず)なんです。でも、公務員は少なくとももう一つ公務員試験を受けている。それに、主査になるのも園長になるのも試験受けてんですよ。あとね、犯罪に関わらない限りは首にならない。これがこんなに重要だとは思わなかったんですが、万が一園長の方針が気にくわなければ、自分の思ったとおりに保育したって首にされないんですよ。いじめられるかも知れないけど。園長だって保育課の方針がむかつくなら、言うこと聞かなくても首にはならないんです。左遷されるかも知れないけど。
それが、最大限良く働いたのが以前のうちの保育園。クラス担任が自分の責任と知識の中で(高めるためにとても勉強してました)自信をもって保育して、それを園長が責任と自信を持ってまとめ上げていたんです。クラス担任に質問したことはクラス担任の責任で回答してくれたし、それを越える場合はクラス担任の責任において園長に質問してくれたんです。園長はそれを共通の意識として回答してくれた。
民営化のツケは必ず回ってきます。それが子供達のケガや事故という結果にならないように……。