わくわくの日々

杉並区議会議員・松尾ゆりのブログ

杉並区施設再編説明会(2)荻窪編

2回目は11月1日、旧若杉小学校にて。内容は、
1)旧若杉小学校→日大幼稚園の建て替え代替施設など
2)桃二小全面改築(あんさんぶる2階の荻窪北児童館廃止にともない、学童クラブ室などを併設)
3)天沼に新庁舎建設(税務署隣地の公務員住宅跡地)
の3点。下の2つはあんさんぶる荻窪の交換関係なのですが、そもそものあんさんぶると税務署の交換についての説明はなし。だいたい、3つの話をいっぺんにやるのがムリだし、しかも質疑は1時間程度でバッサリ「時間です」。時間がなさすぎ。延長を要望すると「3時半からこの会場は別の行事に使用されるので」。行政使用ですから、やろうと思えば優先的に場所を確保できるはずなのに。「やりました」というだけの本当におざなりの説明会でした。以下、要旨。
<桃二小改築について>
◎そもそも説明会のやり方について
・学校で説明受けたが、あれでは何もわからない。ちゃんと説明会をやって。
・どうして3つの問題をいっしょにやるのか。それぞれ別に説明しないととても時間がたりない。
・桃二の話なのに、なぜ桃二でやらないのか。
・こんなに大変な中身なのに、資料が1枚ものとはひどい。Q&Aぐらい配るべき。
◎工事中の施設
・工事中の学校施設はどうなるのか?
→28年度から校庭に仮設校舎を建て、教室などすべての機能を仮設に入れて工事を行う。29年度から工事。
・校庭、体育館、プールは?
→体育館は仮設でつくれる技術がある。校庭、プールは近隣の小学校まで歩いていって使う。その学校の空き時間を調整して行う。
(本来であれば、校舎を半分ずつ壊すなど、できるだけ教育環境を良好に保とうとするもの。しかし、今回は「あんさんぶる荻窪」交換というゴールが決まっているため、いっきにすべての工事を行うために狭い校庭に仮設校舎を建て、すべての機能を仮設に押し込む。教育環境は二の次なのです。)
◎学童クラブ
・学童クラブは?
→仮設校舎をつくるときに学童クラブや子どもたちの遊び場を作ってしまうので、荻窪北児童館がなくなっても大丈夫。
・児童館が廃止される前から学童は仮設に移されるの?民間委託?
荻窪北児童館があるかぎりは、児童館の機能は使います(学童についてはあいまい)。
◎学校建て替えの懇談会
・近所に住んでいるが、建て替えのための懇談会には入れるのか?
→懇談会は学校評議員、支援本部、PTAなど学校関係者で構成。公募はしない。傍聴はできる。
◎90周年
・桃二小は平成30年に90周年なんです。そのとき工事中なんですよね!?
(地域と学校にとって大切な周年行事を仮設校舎で…。区は地域や学校よりも税務署優先なんですね…。本来なら90周年が終わって、さあ建て替え、ぴかぴかの校舎で100周年という段取りだったのでしょうに。)
◎なぜ今建て替えに
・3月に「あんさんぶるを交換するなら建て替えを急いでほしい」と電話したら、企画課長は「ぜいたくを言うんじゃない!」とけんもほろろだった。なぜ突然方針が変わったのか?
(この方の発言のとき、司会の女性はいきなり「これからの発言は1分以内」と一方的に宣言。発言している間じゅう「もうやめてください」と大きな声で妨害をつづけ、後半の発言はよく聞き取れませんでした。)
<日大幼稚園の仮設園舎>
・幼稚園が使う部分を工事するというが、若杉保育室への影響は?
→お昼寝や食事時間は極力避けます。なるべく影響ないように。
・幼稚園児と保育園の校庭の棲み分けは?
→別々に使えるようにする。
(保育室の保護者は、もっと心配なことがたくさんあったと思うのですが、なにしろ時間がありません。不安なまま説明会を後にされたのではないでしょうか。)
<あんさんぶる荻窪について>
・あんさんぶるはいつまで使えるのか?
→平成30年4月に交換なので、それまでは使える。
・それは違う。利用案内はこの12月からほとんど真っ黒で、借りられないようになっている。さらに、来年1〜3月は工事ですよね。丁寧に説明すべきです。
・産業商工会館の2・3階取り壊しが来年11月からに延期された。それまでの間、就労センターを移転せず継続して使えば、あんさんぶる3・4階をこれまで通り使えるのでは?
→予定どおり移転する。