わくわくの日々

杉並区議会議員・松尾ゆりのブログ

杉並区の保育園問題についての要約

 杉並区が公園をつぶして保育園を建てる問題が注目されています。この問題は、「住民エゴ」による保育園反対ではなく、区の不適切な進め方が批判されていることを知っていただきたいと思います。
 区の進め方の経緯はこうです。 
(1)2月予算案発表 保育園整備は約700名を計画
(2)3月初 予算案訂正・補正予算案提出 計画を約1000名に変更
(3)3月16日 予算案可決
(4)4月18日 区長記者会見「保育緊急事態宣言」 計画を約2000名に変更
(5)5月10日 区議会臨時会告示。区議会議員に対象地区を正式通知
(6)5月13日 区長記者会見 計画の具体案を公表
(7)5月18日 区議会臨時会で審議。緊急対策のための予算を可決
(8)同日夕方より 当該地域説明会開始
 問題なのは、
・すでに1000名の計画で今年度が始まったわずか半月後に区長が突然目標を2000名に倍増したこと。
・しかも「来年春までに」と9か月ぽっちでつくろうとしていること。(保育士の確保、保育の質も心配)
・公式発表5日後には区議会で議決、住民には「決まったこと」として一方的に通達していること。
・保育園も公園のヘビーユーザであり、公園の廃止で保育園も困る。