わくわくの日々

杉並区議会議員・松尾ゆりのブログ

「平和憲法」削除問題に区長は沈黙(一般質問に対する答弁)

一般質問に対する答弁です(番号は質問の番号と対応しています。一部質問とは順序が違っています)。
 再質問に対して区長が答弁しましたが、(1)女性政策について:憲法問題(検閲)については全く語らず。「女性の社会進出については意を用いてきた」というがその内容は「保育園」で、質問の趣旨からするとかなり的外れ。質問したわけでもない「女性管理職が少ない」問題に言及するものの「試験制度に壁がある」と人のせい。(2)あんさんぶる荻窪の代替について:「駅前の利便性のいいところのビルを買え、人の建てたビルは使いたい、というくせに開発に反対するのか」というやはりはずした答弁でした。
 以下答弁の要旨です。( )内は松尾ゆりのコメントです。
(1-1)荻窪のまちづくり
Q1-1-1、2:荻窪駅は1日25万人が乗降、区内最大の交通結節点であり、産業、業務機能も最も集積。杉並を代表するにぎわいの中心。(産業に対しては分析ありませんでした。まちづくり方針では他駅と比べた商業集積など分析されているのですが。)
Q1-1-3:荻窪駅周辺総合交通戦略の連絡協議会は、鉄道、バス、タクシー会社、警察、東京都、学識経験者が参加して、昨年8月から3回開催。平成30年度戦略策定にむけ検討中。
Q1-1-4:南北動線は総合交通戦略の課題の1つ。既存通路等の安全性・快適性の向上や大規模商業施設(ルミネやタウンセブン)の更新期を捉えた整備など検討中。
Q1-1-5:民泊条例は、大田区・新宿区が制定の他、16区が条例案を提出予定。18区中16区が平日の民泊実施を制限。そのうち13区が住居専用地域での制限。杉並区との比較は、住環境が異なり一概に比較はできない。
(1-2)あんさんぶる荻窪
Q1-2-1:あんさんぶるの建物を売る場合、市場での価値は8割引きで妥当と考える。
Q1-2-2:児童館、会議室は杉並保健所や桃二小、ウェルファームに機能を移転するので駅前に代替施設整備の考えはない。
Q1-2-3:上記移転先は4月から確保するのであんさんぶるの継続使用の考えはない。廃止に際してのイベントもやらない。
(2)女性政策
Q2-1:ギャラは第一部(2者)13万円、第二部(1者)12万円、その他全体経費42万8千円の合計67万8千円。(第一部は元オリンピック選手と素人の2名。第二部は1者と言ったがピアニスト4人で12万円。ピアニストはえらく軽く見られたものです。なお、第一部司会の歌手のギャラは「全体費用」に入っている。)
Q2-2:事業の意図をわかりやすく伝えるため記載内容は受託者と協議して決定した。(「憲法違反ですよ」と言っているのに、その点は完全無視。受託者=コンサート監修者は「時間がない」と言われて仕方なく「平和憲法」を削ることに同意したが、その後この要請について区に対して抗議をしている。)
Q2-3:事前ちらしにプロフィールを掲載し、当日配布することで受託者と合意している。(ちらしはこのプログラムにははさまれておらず、別ファイルに他の多数のちらしにまぎれて入っていた。)
Q2-4:女性団体支援については、すでに継続的に行っているので計画には書かなかった。(計画の大半は「すでに行っていること」ですが、じゃあ計画はいらないね。)
 女性団体に対する発言は事実を確認していないので言うことはない。
Q2-5:男女平等推進センターに区職員の常駐配置は予定していない。(なんで平気で否定できるのか)
(3)高円寺小中一貫校
Q3-1:当事者ではないから所見を述べる立場にない。
Q3-2:仮処分で裁判所が妨害と判断したもの。
Q3-3:協議の記録はないが、事業者に確認した。