わくわくの日々

杉並区議会議員・松尾ゆりのブログ

化学物質過敏症/ゆり

本日杉並病をなくす市民連絡会の学習会「化学物質と私たちのからだ」をいたしました。宮田幹夫先生のお話は、難しいテーマにもかかわらず、すごくわかりやすく、おもしろいお話でした。細かくはいま再現できないのですが。
「少量刺激、大量抑制」という法則があり、少量だと刺激になって、反応をひきおこすけれど、あまりに大量になってしまうと、中毒のように、細胞の機能が逆にとまってしまうのだそうで。刺激に反応しているというのは、生体の正常な反応ではあるようです。
とにかく、身の回りに、プラスチック素材が溢れているわけで、それらのすべてに可塑剤、安定剤として含まれる化学物質の汚染たるやすさまじいものです。杉並病では「燃えないゴミ」がなぜ毒になるのか、ということが問題になっていますが、こうした化学物質の危険性の問題を先取りしてきたともいえます。残念ながら、いまだに化学物質過敏症が学会や国に認められていないわけですが。それはやはり産業界との関係があるんでしょうね。
文春新書ほかいろいろ宮田先生の著書があるということなので、読んでみたいと思います。