わくわくの日々

杉並区議会議員・松尾ゆりのブログ

杉並区の暴挙!「つくる会」歴史教科書を採択/ゆり

杉並区内外のみなさま、ご協力、ご支援いただいたにもかかわらず、大田原市、東京都に続いて、杉並区で扶桑社の採択を許してしまったことについて、誠に申し訳なく思っております。
杉並区のおかげで、もしかしたら「危ない」採択区では扶桑社が勢いを得てしまうかもしれません。私たち区民の力が足りずに全国的にご迷惑をかけてしまうことにまずお詫び申し上げます。
このたびの採択は、前回の採択からの流れがありました。山田宏区長は松下政経塾出身で「つくる会」教科書に関しては、就任以来採択に執念を燃やしていました。5年前には「つくる会」採択をめざして教育委員を大幅に入れ替えたのです。それでも前回は教育長が反対してくれたので、不採択となり、山田区長は泣いて悔しがり、リベンジを誓ったと言われています。
今回、その教育長が交代させられ、山田区長の腰巾着と言われる人物が着任した時点で、採択はかなり危ういと言われていました。それが今日現実のものとなってしまいました。
杉並区における教科書問題は、昨日今日始まった問題ではありません。しかしながら、山田区長をひきずりおろすこともできず、教育委員に有効なアプローチができずに今日を迎えてしまった点など反対運動の中で反省すべき点は多々あると思います。
杉並の教育現場に「つくる会」教科書がこれから入ってきます。私たち保護者は、先生方と連携して、これまで以上によく学び、子どもたちを守るために、これからいっそう本格的に闘いたいと思っています。さきほど教組の先生がおっしゃっていました。8月12日は杉並区の教育委員会が良心を捨てた屈辱の日として刻まれるだろう、と。この日を忘れずに、私たちは運動を広げていくつもりです。
全国ではこれから採択の行われるところも多いかと思います。杉並の轍を踏まないよう、ぜひがんばっていただきたいと思います。私たち杉並区民も及ばずながらお手伝いしてまいりたいと思います。