わくわくの日々

杉並区議会議員・松尾ゆりのブログ

教科書問題のつづき/ゆり

けさの朝日新聞つくる会」教科書執筆者の藤岡、八木両氏が、杉並区の安本教育委員に対して質問状を出したという記事がありました。「戦争の方向に導く」とする根拠はなにか?というんですが。それがわからないからあんたたちは問題なんだろう、と思うんだけど。
昨日も今日も、「つくる会」は駅前で大宣伝しています。「杉並が天王山」といわんばかりに。この圧力を背景に質問状って、ほとんど脅迫…。こんな中で再審議にのぞむ教育委員のみなさんの心中はいかばかりかと思われます。
杉並の学校教育が「つくる会」のターゲットにされている現在の状態は、公教育が山田区長の特殊な(右の)思想信条のための、おもちゃにされているとしか思えません。
駅前で「つくる会」のちらしを配っていた女性と話したんだけど、「この教科書は戦争についてちゃんと書いてない」というと、いきなり「あなたは中国人?朝鮮人?」とつっかかってきました。絶句。過去の戦争を反省しなくてはと思っているのは、外国人だけじゃないよ。なおも、あれこれ話をしましたが、「この国をつくってきたのは祖先」「拝むのはあたりまえ」「A級戦犯は私たちのために犠牲になってくれた」という。それを教えないと子どもたちの心が荒れてしまうと思っているらしかった。孫もいるというふつうのおばちゃんが、なんでこういうふうに凝り固まってしまっているのかなあと考えさせられました。