わくわくの日々

杉並区議会議員・松尾ゆりのブログ

和田中PTAがP協脱退

今朝23日の朝日新聞には和田中が区のPTA協議会を脱退すること、さらに問題なのは、PTAを和田中独自の「地域本部」の1部門にしてしまうという記事が出ています。
どこかの学校がP協を脱退するということ自体は(その学校には大変なことですが)それほど珍しいことではなく、また重大事件でもないので、朝日新聞がなぜこれだけのスペースをとって報道するのか首をかしげます。
ところで実は、このことで、和田中のある保護者の方から、区内全中学校に手紙が送りつけられていたことがわかりました(昨22日の都内の集会できいたことです)。その内容は、和田中PTAでは、一片の手紙で突然P協脱退を校長から知らされたこと、一般の会員には一切説明もなく「寝耳に水」だったということです。さらに「和田中は公立なのに公立ではなくなっている」「助けてほしいです、和田中はおかしくなっています」とも書かれていたとのこと。悲鳴のようです。外部にはなかなか聞こえてきませんが、学校内には相当の批判があるのではないでしょうか。
P協脱退よりも問題なのは、PTAを事実上解体してしまおうとしていること。朝日の記事でも同様の動きが広がる可能性があると書かれています。
私はPTA会長経験者として、PTAという組織の大切さは身に染みて感じています。藤原校長から見れば、「PTAなんてどうせ学校のお手伝いなんだから地域本部の配下に入ればいいじゃないの」なのでしょうが、ちょっと待ってほしい。PTAには、子どもの代弁者として学校に対して発言をしていく、場合によっては批判もする役割があります。和田中のようなやりかたでは、PTAの独立もなくなり、本当に「お手伝い」だけの組織になってしまいます。批判を封じようとしてこうするのかもしれません。
そもそも、ほとんどのPTAでは校長は役員どころかPTA会員ですらありません(学校からの独立を担保するため)。和田中の制度はわかりませんが、おそらく同じだと思います。校長がPTAの方針についてマスコミに発表すること自体が越権行為であり認められません。