わくわくの日々

杉並区議会議員・松尾ゆりのブログ

公明党・創価学会への申し入れ/I

創価学会の方から送られてきましたので紹介します)
おじゃまします。
イラクへの自衛隊派遣延長の問題が緊迫化しています。また、憲法改正の問題も日を追うにつれ具体化して浮上してきます。ご承知のようにこれらの問題の動向には、公明党の判断が大きく影響しています。
私たちは、「人間主義」「平和主義」を掲げた公明党が、与党化によって戦争を容認し、国家主義的な政策を推進するようになったことを、創価学会員、あるいは仏教の平和思想を信奉するものとして、憂慮しています。これになんとか圧力をかけ、政策転換を図らせるために、この度、有志で、下記のような申入書を、公明党及びその支持団体である創価学会に出すことにしました。
この申入書に名前を連ねていただける方は、下記連絡先に、お名前(本名に限ります)、居住する都道府県名、創価学会員かどうかの有無、肩書きと、「賛同する」旨を記したメールをお送り下さい。(下記様式を使っていただいたら便利です)なお、賛同人は創価学会員に限定はしませんので、よろしくお願いします。いろいろな市民団体において創価学会員が活動しています。賛同するしないに関わらず、関係する団体や個人にこのメールを転送していただくこともあわせてお願いいたします。賛同人募集の締め切りは、派遣延長決定の日程をにらみ、2004年12月5日とさせていただきます。

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公明党宛申入書】
私たちは、公明党結党の理念に共感を抱くものとして、近年の貴党の動きに大きな危惧と疑念を抱くものです。
昨年の米英軍によるイラク侵攻に対して、貴党は、国内外の広範な反戦の声を無視し、小泉政権の与党としてこれを追認し、また、続く自衛隊イラク派遣、多国籍軍参加を推進してきました。この姿勢は、なによりも平和の党であり戦争に断固反対する政治勢力として貴党を認識していた私たちの信頼を大きく裏切るものでした。その後の情勢は、このイラク侵攻・占領が虚偽と誤認に基づいて開始され、また数え切れぬほどのイラクの無辜の生命を奪いイラク国民をさらなる苦境に追いやる、大義なき侵略であることを明らかにしました。貴党は、せめて潔く、開戦容認の誤りを認め、米軍傘下にあり内戦の戦火にさらされるおそれのある自衛隊イラクからの撤退を主張すべきです。
次に、過日行われた党大会において、貴党は、9条に加憲することを含めた憲法改正論議を進めることを表明しました。9条の加憲は、戦争禁止、戦力不保持をうたった現行憲法第9条の意義を失わせるおそれが多大にあり、イラク戦争容認・多国籍軍への自衛隊参加推進の貴党の姿勢とあわせて考えるとき、保守政治家の一部が願望する「戦争できる普通の国」への道を開くものであり、私たちは断じて認めることができません。
私たちは、人間主義、平和主義を掲げた貴党が、支持者の意見を無視してなぜこのような道を歩むのか理解できません。あれほど批判の声の強かったイラク戦争自衛隊派遣について、明確に反対する議論がまったく党内から聞こえなかったということも、不思議でなりません。与党化により、内外の異論・反論に耳をふさぐ閉鎖性が党の体質として強まっていることを危惧します。国家の制度や権威よりもなによりも人間を尊重するとした党の中道主義に立ち戻って、開かれた平和の党として発展することを私たちは望みます。
以上のことから、私たちは、次のことを貴党に要請します。
一、自衛隊イラク派遣延長に反対すること
一、加憲を含めた憲法9条の改正に反対すること
一、人間主義の原点に立ち戻り、民主的議論を通じた平和政策の再構築を行うこと
2004年○月○日
公明党代表 神崎武法殿

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創価学会宛申入書】
私たちは、創価学会員として、あるいは創価学会の平和主義に共鳴する者として、近年の学会と公明党の関係に大きな危惧と疑問を抱いております。
ご承知のように、公明党は、昨年の米英軍によるイラク侵攻に対して、国内外の広範な反戦の声を無視し、小泉政権の与党としてこれを追認し、また、続く自衛隊イラク派遣、多国籍軍参加を推進してきました。この党の姿勢は、なによりも平和の党であり戦争に断固反対する政治勢力として公明党を認識していた私たちの信頼を大きく裏切るものでした。
その公明党を、学会は本年7月の参議院選挙において支援しました。戦争を、しかもイラク戦争のような明確な国際法違反の大義なき戦争を容認する政党を、平和をつくることが目的の創価学会が支援する矛盾に、私たちは苦しみました。また、多くの同志が苦悩する姿を見ました。
今も、毎日のようにイラクで無辜の民が炎に焼かれ弾丸に打ち抜かれて死んでいる姿を見聞きするにつけて、このような戦争に加担している公明党へ、最大の支持団体である創価学会が、なぜそのまま支援を続けているのかと、憤まんやるかたない思いです。
さらに、過日行われた党大会において、公明党は、9条に加憲することを含めた憲法改正論議を進めることを表明しました。9条の加憲は、戦争禁止、戦力不保持をうたった現行憲法第9条の意義を失わせるおそれが多大にあります。池田名誉会長は、以前から第9条を柱とした日本国憲法の平和主義を高く評価されており、私たちはそれを仏法の精神からも当然のことと受け止めます。創価学会は、憲法9条改正に対する歯止めになるようになぜ公明党に働きかけないのでしょうか。
党と学会は別であり、会員の政党支持は自由であると、言われます。私たちもそうあるべきであると思います。しかし、現実には、選挙における公明党支援活動が、学会活動と一体となっていることは、会員ならだれもが認めることです。公明党支援活動によって、功徳がいただける、宿命転換できると指導され、純真な会員はそれを信じて邁進しています。また、公明党の政策やあり方に異議を唱える者、支援活動に積極的でないものは、「信心がない」と見なされ、組織活動が困難な立場に追い込まれます。そこには、実質的な政党支持の自由はないと思います。そして、信仰活動と認識して行う行為が結果として戦争容認の政治的行為となっているということに、仏法の平和思想を純粋に信じる者ほど苦しんでいるのです。
以上のことから、私たちは、創価学会員として、あるいは創価学会の平和主義に共鳴する者として、次のことを、創価学会の執行部に訴えます。
一、創価学会として、仏法中道主義に基づき、あらゆる戦争に反対する姿勢を貫くとともに、戦争に加担する政治勢力に協力しないこと
一、会員の政党支持(不支持)の自由を守るため、特定政党への支援活動を信仰活動と同一視させるような会員指導のあり方を検証し転換すること
一、選挙での支援の決定に際してはオープンな議論を行い、会員の意見をよく聞くこと
2004年○月○日
創価学会会長 秋谷栄之助殿

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【賛同申し入れ様式】
公明党への申入書に賛同します (頭に○をつけてください)
創価学会への申入書に賛同します(頭に○をつけてください)
氏名
居住都道府県名
創価学会員である (壮年部、婦人部、男子部、女子部、学生部、未来部) (該当するものの頭に○をつけてください)
創価学会員ではない、もしくは明らかにしたくない(頭に○をつけてください)
肩書き、所属団体、職業等(参考までにお聞きします。申入書には載せません)

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世話人連絡先】
maeoka@mv.0038.net
前岡正男(創価学会壮年部員)
和歌山市西汀丁17番地401号(〒641-8227)