わくわくの日々

杉並区議会議員・松尾ゆりのブログ

韓国盧武鉉大統領の韓日関係に関する対国民談話/ゆり

韓国で、そして中国で反日運動が燃えさかっていrますが、韓国大統領の言葉にしばし耳を傾けてみましょう。(抜粋 全文はhttp://www.mofat.go.kr/japan/韓国大使館ホームページに掲載)
……日本はこれまでに自衛隊の海外派兵の法的根拠を整え、今や再軍備に関する議論を活発に進めています。これらは我々に苦しい過去を思い出させ、未来を不安にさせています。
しかし、すでに日本が謝罪し、私たちがこれを受け入れ、新しいパートナーシップを宣言していました。普通の国家が一般的に享受する国家権能を日本だけが受けられないということは日本国民も納得できないでしょう。このような判断から、私たちは心配を押さえ込み、言いたいことを我慢してきました。それは、韓・日関係の未来のためでした。
……厳密な意味で、謝罪は真の反省が前提になるものであり、それに相応しい実践が伴わなければならなりませんので小泉首相の(靖国)神社参拝は、これまでの日本の指導者らが行ったきた反省と謝罪の真意を損なうものです。これに対しても韓国政府は直接的な外交の争点としたり、対応措置をとることなく、自制を促すのみに止めてまいりました。これこそが、日本の指導者らが口癖のように繰り返す「未来指向的韓・日関係」のためでした。しかし、今はこれ以上見過ごすことのできない事態となってしまいました。
……2001年に日本で歪曲された歴史教科書がほとんど採択されなかった時、我々は日本の良心に期待を抱き、東北アジアの未来に楽観的な展望を持ちました。ところが現在、その歪曲された教科書がまた生き返ろうとしています。これもまた侵略の歴史を正当化する行為です。
これらの行為は、(中略)日本の執権勢力と中央政府のほう助の下で行われています。
……現実の国際秩序は「力の秩序」であり、国家関係は利益優先です。しかし他方では、国際社会は、互いに尊重しなければならない普遍的価値と秩序を強調する方向へと漸次的に進んでいるのも事実です。日本が普通の国家を越えて、アジアと世界の秩序を主導する国家になろうとするならば、歴史の大義に符合するよう対応をとり、確固たる平和国家として国際社会の信頼を回復すべきです。
……第一に、一部国粋主義者らの侵略的意図を決して容認してはなりません。だからといって日本の国民全体を不信や敵対してはならないということです。日本と韓国は宿命的に避けることのできない隣国です。両国国民の間に不信と憎しみの感情が芽生えれば、再び途方もない不幸を避けることができないでしょう。
第二に、冷静に落ち着いて対応していかなければなりません。断固たる対応の中にあっても、理性的な説得と品位を失ってはいけません。ある程度の感情表現は当然ですが、節度を失ってはいけません。力による戦いではありません。名分がなければ捕えられることにもなります。過度に感情を刺激したり、侮辱する行為は特に自制しなければなりません。
第三に、根気と忍耐を持って対応しなければなりません。この争いは一日二日で終わる争いではありません。持久戦です。どんな困難でも甘受するという悲壮な覚悟で臨み、体力消耗を最大限に減らす知恵と余裕を持って粘り強く対応しなければなりません。
第四に、将来を見て戦略的に対応していかなければなりません。慎重に判断し、話し、行動しなければなりません。一喜一憂せず、無理をしてもいけません。」
私は事必帰正(万事必ず正しい道理に帰する)という言葉を信じます。私にはこれらを正しく処理する所信と戦略があります。決して国民の皆様を失望させはしません。
信頼を持って協力してくださるようお願いします。そして勇気と自信感を持ってくださることをお願いいたします。私たちの要求は必ず歴史が応えてくれるでしょう。