わくわくの日々

杉並区議会議員・松尾ゆりのブログ

杉並病報告集会

waku22007-06-11

HPでご案内していた「杉並病被害10周年報告集会」が10日荻窪タウンセブンで行われました。8件の報告(研究発表)があったのですが、なかでも松崎早苗さんらが地域で採取した大気中の汚染物質についての発表は画期的だったと思いました。これまで、地域の方から「白いガスのかたまりが飛んでいる」「ベランダなどにねばねばがついて変色している」などの声が上がっていましたが、実体としてとらえたのはこれが初めてです。今後分析などが進んでいくことを期待したいです。
なお、先日の「環境清掃審議会」では中継所の今後を示唆するような話が出ました。いま杉並区は「杉並中継所を不要にするためごみを半減する」という基本方針をもっていますが、この計画では2012年に「不要にする」ことになっています。そのため区内3分の1の区域では、いま容器リサイクル法にもとづくプラスチックの資源回収が行われています。来年度からこれを全域に広げるそうですが、そうすると回収したプラスチックを圧縮・梱包する施設が足りなくなります。審議会では「中継所を転用するということ??」と委員から質問がでましたが、役所は「まだ検討中でいえない」と答えました。しかし、文章上は、どう考えてもそうとしか考えられない記述になっています。
2012年にはなくなるんでしょ?と思っていた区民にとっては、これは新たな試練です。
(写真は中継所南側のハナミズキ。青葉の季節なのに葉が縮れ、枝はボウズに)