都庁で行われた外環道のＰＩ会議を傍聴しました。私はＰＩを傍聴するのは実は初めてですが、本当にあきれました。
ＰＩは外環道計画凍結の見直し（ってややこしい）が始まってから数年間、総計７０回ぐらい開かれているのですが、前回の会議が行われたのは２月５日。８ヶ月後ようやく、きょうＰＩ会議が開かれたわけでした。議題は「地域ＰＩについて」
委員からは
・これだけブランクがあり、間には都市計画決定という重大事もあったのに経過報告がないのはどういうことか。
・今後地域ＰＩで話し合っていくというが、これまで数年間ＰＩ協議会、ＰＩ会議で話し合い、私たちが、たくさんの意見を出したことは、なにひとつ反映されていない。地域ＰＩで出た意見は計画に反映されるのか。
・いまは計画段階と事業段階の間というが、実施にうつるまでには、まだ国の「国幹会議」などの手続きがあるはず。いますぐ工事が始まるかのような急ぎ方はおかしい。
・地域ＰＩは「国、都、自治体が共同して行い、住民の意思を尊重する」というが、「尊重」では担保にならない。「合意形成」ということを明記してほしい。
など、多くの疑問が出されましたが、国も都もどれひとつとして、まともに答えようとしません。国・都の役人が大勢（ほんっとに大勢）ずら〜っといるのに。市民をばかにしています。
議会でのやりとりも、はぐらかすような答弁や形式的な答弁が多いと思いますが、しかし、きょうのＰＩにくらべたら、あれでもやっぱり議会だからまじめだなあと妙な感心をしました。
だいたい、今回の会議開催にあたり都庁の対応のひどさに驚いた！
私は１週間前に委員のひとりから「４日に開催される」ということをきき、ＨＰを確認したのですが、掲載されていない。それで不安になって都庁に電話で問い合わせると「お答えできません」！？
「え？ないんですか？」ときいても「プレス発表していないことについては情報提供できません」「秘密会なんですか？」と聞くと「いいえＰＩは公開です」というんですが、結局、都のいう「プレス発表」はＨＰ上では１０月１日付になっています。３日前ですよ！？ 誰が傍聴できるというのでしょう。公開が聞いてあきれます。
