わくわくの日々

杉並区議会議員・松尾ゆりのブログ

歴史歪曲発言に抗議し、後援の撤回を求める/撫順の奇跡を受け継ぐ会

先日「セシオン杉並」で区教育委員会後援企画として行われた「チャンネル桜杉並支部発足記念」講演会について、区に対する抗議行動を行った「撫順の奇跡を受け継ぐ会」の抗議文です。文中に書かれていますが、かなり偏向した内容だったようです。税金を出して後援するのはあんまりですね。
ここには出ていませんが、別の方の情報によれば、山田区長自身がパネラーの一人として、
「議会で太平洋戦争は侵略か否かと問われたが、侵略かどうかというのも定義による。マッカーサーアメリカの議会で、あの戦争は日本の自衛戦争だったと言っている。敵の親玉が自衛戦争だったと言っているのに…」という発言をしていたということです。
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杉並区後援の集会における歴史歪曲発言に抗議し、後援の撤回を求める要請書
           記
去る2月21日、杉並区の公共施設、セシオン杉並において開かれた「日本文化チャンネル桜杉並支部発足記念」と銘打った「杉並発信・・・世直しは教育から!」(日本文化チャンネル桜・杉並支部主催)なる集会において、パネリストの渡部昇一が発した「支那事変は支那が起こした」、「中国人が生意気を言ったら、あんたらが始めた戦争だからと一言いえる知識が政治家にほしい」との言葉は、歴史の事実を歪曲し、侵略戦争を正当化しようとする暴言であり、戦前の軍国主義そのままの許されざる差別発言である。
この発言に対して、同席していた山田宏杉並区長が抗議することも異を唱えることもせず、ひきつづき無批判な発言をつづけていたことも重大な問題である。また、この集会においては、他のパネリストからも同様の趣旨の発言が発せられているが、それに異論を唱える良識を持った人間がパネリストとして一人も参加していなかったことは、この集会の異常性を際立たせている。
しかし、パネリストの顔ぶれや主催団体の普段の主張・活動内容からすれば、こうした集会内容となることは容易に推察されたはずである。それにもかかわらず、この集会を後援した杉並区および杉並区教育委員会の責任は極めて重大である。杉並区および杉並区教育委員会が後援したことにより、この異常な内容をもった営利目的かつ政治目的である集会が区広報で告知され、多くの区民に宣伝されることとなった。ここに厳しく杉並区および杉並区教育委員会に抗議し、同集会への杉並区・杉並区教育委員会の後援を即刻取り消すことを強く求めるものである。
                  撫順の奇蹟を受け継ぐ会
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     中国帰還者連絡会WEBサイト
     http://www.tyuukiren.org
    撫順の奇蹟を受け継ぐMLのサイト
  http://www.egroups.co.jp/group/uketugu/
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